2020年9月2日水曜日

 

セブンエーの岡田です。

本日はクライミング業界でも珍しい、最新テクノロジー「RTM」を導入した23Holdsをご紹介します。なかなか見る機会のない”ホールドの裏側”と23Holdsの魅力にズームイン!!
 

LeadのLapis  Boulderの23Holds

 


Lapisの姉妹ブランドとして誕生した23Holdsはボルダリングをターゲットにしたミニマクロブランドです。
23のブランドロゴの右上のクローバーがちゃんとLapisになっているのは見逃せないポイント♪
Lapis同様にAjosa Gromがシェイパーとして携わっています。

エルゴノミックに基づき手に優しいグリップを心がけつつ、FRPとRTMを組み合わせることで軽量化且つ頑丈に仕上げられました。

ルダリングらしいダイナミックなムーブでも安定感のあるホールディングを実現します。
 

What is RTM?

軽さと丈夫さを追求するロケット製造などの宇宙航空産業で用いられる加工技術です。
23Holds, Bleaustone, LapisはこのRTMをクライミングホールド製造に導入した初めてのブランドです。

FRPのフリクション耐久性の良さを生かしながら、中空でも強度を上げるために背面をRTMコーティングしました。
FRP製マクロと比較すると、サイズが大きくなるほどRTMの安定感は際立ちます。

マクロを叩くようなムーブの場面では、FRPだと衝撃がマクロ内で反響するような”軽さ”を感じる時があります。
一方RTM加工のマクロは、微動だにしない重厚感があり、安心して飛びつける感覚があります。
意識しないと分からないような部分かもしれませんが、安心してダイナミックなクライミングを楽しんでいただくならRTMの耐久性は魅力的です。

 

マルチグリップで持ち方いろいろ

IFSC T20 catalogue
Mini Macro03

【両面で異なるグリップを持ち合わせる】
23Holdsの魅力はグリップにポジティブサイドとネがティブサイドがあることです。
これにより両面で異なる保持感を提供できます。

全く異なるグリップオプションが設けられているモデルもあり、1つ2役こなせる使い勝手のよいミニマクロです。
写真のMini Macro03は上部のエッジ面がポジティブサイド、下部のスローピーな窪みがネガティブサイドとなっています。
全然グリップ感が違いますよね!

なのでホールドを反転するだけで全くテイストが異なる課題に仕上げられるので、セットアイディアを引き出しやすいです。

また、ほぼすべてのマクロは中央にボルトホールがあります。
真ん中を中心に回転させれば、細かなグレード調節がが可能で効率よく意図したセットに仕上げられます。
(アルミワッシャーで保護されたビス穴もあるので、スクリューオンだけでも大丈夫です)

こういった細かい部分の気遣いも、元国際チーフルートセッタ―の経験を持つAjosaならではといえるでしょう。
扱いやすいシェイプとRTMが実現した頑強な作りで長期的な使用を可能としています。

セブンエー岡田



23Holdsのラインナップはこちらからどうぞ

ぺルアドラ川口さんジム始動!!

 こんにちは。 セブンエー岡田です。 先日、ぺルアドラの川口さんにご来店いただきました。 SASUKEファミリーの一員としてテレビで見たことがある方も多いのではないでしょうか? そんな川口さんがクライミングジムを立ち上げます。 今回はそのオープニングセット向けホールドの確認のため...